世界は変われ変われと叫び続けます。
- 大阪府から大阪都へ。
- 4Gから5Gへ。
- 縄文土器から弥生土器へ。(どっちが好き?)
デジタル化の影響か生産性向上のせいなのか。今の時代のキーワードは「安定よりも変化」。
むしろこれはこの時代に限ったことではない。
1867年の大政奉還から一度歴史を見て欲しい。経済も政治も日本も世界も常に変化を続けている。
日本に唯一変わらなかった時代があるとすれば1990年から2020年の平成の時代だけだろう。日本人は高度経済成長で得た地位にしがみつかずには得られない。
まあ、そんな堅苦しいことはいいんだけれども。
少し有名でかつサクッと読める本を見つけたので紹介します。
ちょっと、チーズとワインでも家にあるときにでも。
早速いきましょう。今回は世界で100万冊を売り上げたミリオンセラーの物語「チーズはどこへ消えた?」
紹介します。
「チーズはどこへ消えた?」の基本情報
題名 | チーズはどこへ消えた? |
---|---|
著者 | スペンサー・ジョンソン |
翻訳 | 門田美鈴 |
出版社 | 扶桑社 |
発刊日 | 2000年11月30日 |
定価 | 838円+税 |
100ページの書籍。30分ぐらいでサクッと読めます。
アメリカ、ヨーロッパで多く読まれた一方で、日本では2000年に発売開始。
停滞を続ける平成経済を生きるビジネスマンに衝撃を与え「日本のビジネス書の歴史を変え」ました。
著者
スペーサー・ジョンソン
医学博士、心理学者。心臓ペースメーカー開発にもたずさわる。
現在は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加する。
主な著書は以下。
- 1分間マネージャー
- 1分間意思決定
- 人生の贈り物
チーズはどこへ消えた?はこんな人におすすめ
- 何か変化に悩んでいる人
- なんとなく今うまくいってない人
- ビジネス書を読みあさっている人
オチを言うと「変化って超大事ww」っていってます。本当それだけしか言ってません。
日本で発売されてからすでに20年がたち、「コロナ」によって生活環境が変わる中、再度注目されている本。
多くの人に読まれ、また多くビジネス書に引用されている「タネ本」でもあるので、読んでおいて損はありません。
チーズはどこへ消えた?の購入方法
書店での購入
2020年前半、よく本屋の「注目」のコーナーで見かけました。
中古本を探すのもありかも。
ECサイト
リンクはこちら。ただしKindle Unlimited加入者はKindleで購入してしまうと損します。
Kindle Unlimited
「チーズはどこへ消えた?」はKindle Unlimitedの読み放題書籍の1つ。
注目していた本ですので、このサービスの対象に追加されたのを見つけたとき、普通に「うおっ」て言いました。
うおっ
Kindle Unlimited?なにそれ?って方、特徴は以下。
- 初月は無料(解約も自由)
- 月額980円
- 17万冊の和書が読み放題
いわゆるサブスクです。さらに詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。
チーズはどこへ消えた?の内容(ざっくり)
ざっくり解説します。
登場人物は2匹のネズミと2匹の小人。たぶん、時代は世紀末。食糧難の時代。
2人と2匹はある日めっちゃ大きなチーズを見つけます。
おかげさまで食糧難は解消、株価は爆上がり。彼らの周りにはチーズ目当てにすり寄ってくる人で溢れかえります。ときにチーズをあげたり、ときには見せびらかすだけ見せびらかして水だけ飲ませて帰らせたりして楽しみました。
ある日、チーズがなくなります。
ネズミ2匹は思います。「次探しにいこ。」
無事、次の大量のチーズを見つけて幸せになりました。
小人2人は考えます。「なんでや。。。なんでなくなったんや・・・。おかしいで・・・。まさかあれだけ大量のチーズをたべおえたっていうんか??いや。。。待てよ??明日になったら戻ってくるんちゃうんか??ちょっと踊るか?雨乞い的な感じで踊ったらチーズでてこうへんか?むしろ、スキルをあげたほうがええかもしれん。まずはツイッターで1000人フォロワーを増やすとこからや・・。発信力つけて有料ノート買って勉強し続けたらいつかチーズは戻ってくるかもしれん・・」
チーズは見つけれませんでした。
小人・・・元の生活にこだわり続け、行動できず、不幸に。
チーズはどこへ消えた?の感想
さて、「変化ちょー大事ww」この本にはこれ以上でもこれ以下のことも書いていません。結構ありきたりっちゃ、ありきたりなんですが、せっかくなので本記事ではもうちょっと考察してみます。
- 安定を求めるか変化を求めるか
- 変化に対する慣れが結局安定をもたらす説
安定を求めるか変化を求めるか
断言しましょう。世の中には3通りの人がいます。
- 安定を求める人。変化が嫌いな人。
- 変化が好きな人。飽き性な人。
- 安定を求める人を嫌う人。変化を求める自分かっこいいと思っている人。
私は2です。飽き性です。じっとするのが嫌いすぎて気づいたらヨーロッパに住んでました。でももう3年が経とうとしています。もう飽きました。次の土地に住みたいとちょっと思ってます。
でも、飽き性は良くありません。なぜならスキルの本質は継続力にあるから。と、自省する気持ちもちゃんとあります。(継続力についてはこちらの記事をどうぞ)
安定を望む気持ちもある
ただ、安定を望む気持ちもあります。
自分が今まで築いたものが明日なくなるって考えたらそれはちょっと嫌です。
今の給料で今の仕事が「保証」される。それはそれで悪くない気もします。
変化に対する慣れが結局安定をもたらす説
しかし、問題は世界は変化を続けているということです。特に、ビジネスは確実に変わります。
以下、最近起きた大きな変化。
- AIツールによって事務仕事はほぼ不要に。金融業で大きなリストラ
- 環境事業に投資が進む時代。ガソリン車の苦戦。
- 電機最強メーカーだった東芝が赤字。
普通に生きてても職を失う可能性は大いにあり得ます。
明日、衣食住が満足にできなくなる可能性があるということです。
本当に安定な職業ってなに?
今年就職する大学生のお子さんを持つ先輩と話をしていました。
先輩は息子さんに就職に関してこういうアドバイスをされたらしいです。
なるなら公務員。東芝やメガバンクでもリストラをする時代。誰が想像したか?民間に安定はない。なるなら公務員。
結果、試験に受かり来年から晴れて公務員になるそうです。
公務員は安定なのか?
合格はめでたいです。それは本心でまぎれもない事実。
でも、そこにリスクがないという考えはどうかなと感じました。(直では言ってないよ)
- 自身が仕事が嫌になる
- 人間関係など環境が合わない
- 橋下徹みたいな革新的な政治家がトップに
大阪市では市営バス運転手(年収1000万円)が問題に。結局、維新政権で民営化され給料が大幅にダウン。
今の政権の自民党も「小さな政府」よりの考え方。郵便局の民営化は記憶に新しいですよね。
つまり、公務員でも環境が全く変わらず一生安定ということはありません。
それに、仕事がつまらんくてやめたくなることもあるでしょ。安定だからという理由だけでつまらん仕事を45年間継続。これってかなり大変な偉業って感じるの私だけ?
「リストラになるリスク」は確かに低いですが「パワハラなど仕事が嫌になるリスク」は別に民間と変わらないように思います。
真の安定を求めて。
結局安定な仕事ってないと思います。
が、チーズ(重要なもの)は何か?と考えると、仕事でなく生活なのでは?と思いました。
仕事が不安定でも、生活が安定していれば別に何も不安ないですよね。
ということで、真の安定を考えてみました。
- 貯金をする(できれば投資も)
- スキルを高める
- 変化になれる
貯金をする
よく言われるのは生活を安定させるのは職業でなくて貯蓄。合わせて金融知識があれば尚良し。(話がずれるので過去記事をどうぞ)
スキルを高める
次にスキルを高めること。必要とされる人材=常に仕事がある状態。安定でしょう。
私は20代のころからこの辺、結構危機感持っていて色々やりました。
- 3ヶ国語
- データベース活用による事務処理ほぼ自動化を少々
- 30才で32人の部下経験(しかも外人)
- 製造業にまつわる資格10個ぐらい
- ロジカルシンキング
すごくね?
変化になれる
というか変化自体を普通にしてしまえばよくね?って発想です。
18才の時、大学で一人暮らしを始めてから数えると、6回も引越しをしました。この中には2回の海外転勤が含まれています。
新しい土地での生活はなれるまで色々不自由。遊びを見つけるのも苦労したりするし。
でも、だんだん慣れます。引越、確かに面倒ですが、引越しをくり返すと自然にミニマリストになり苦でなくなってきます。
私はダンボール3つほどの荷物で普段生活しています。
あと引っ越しを繰り返すと副産物で3ヶ国語喋れるようになります。
英語苦手だった私がまさか第2言語まで喋るようになるとは夢にも思っていませんでした。
知り合いとは喋れても、テレビは何言ってるかわからんぐらいのレベルですが、トリリンガルといえばトリリンガルかも😌
ということでアンケート。
【どちらに憧れますか?】
— もじゃもじゃ@読書ブロガー (@mojahitsuji1) November 5, 2020
変化になれることが本当の安定だ
あなたは変化は好きですか?
もし、変化に戸惑い臆病になっているのであれば「チーズはどこへ消えた?」を読んでみてください。背中を確実に押してくれます。
いやいや私は常に動いています。
もしあなたがそのような人でも、動き続けるのは疲れるもの。疲れた時に読めば「挑戦」することの重要性を再確認できるはず。
「チーズはどこへ消えた?」は30分ほどで変化に関する重要性を学べ、かつ勇気をくれます。
では、本記事が何かあなたのヒントに少しでもなれば幸いです。
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