
「内省」始めました。
今日も海外でバリバリ働くサラリーマンの鑑、もじゃひつじです。
トップ5%の社員は、内省(リフレクション)をしています。要は仕事の振り返りです。
逆に内省をしていない人はアンダー95%です。将来30歳年下の新入社員に「働かないおじさん」と陰口を言われる人生を送ることでしょう。
仕事を効率化 =「失敗の確率を減らしていく」
定期的に自身の仕事ぶりを振り返り、評価し、改善点を見つけ、改善する。
これを続ければ勝手にTOP5%の人材。
一方、自分改善を怠った人の将来がこちら。
- アンダー95%(一般枠)
- 45才になった頃には使えない人間
- 会社に居場所はなし
- テレビ番組「続・働かないおじさんの実態!」からインタビュー
- 晩ごはんはお茶漬けです。 from妻より
- 娘「臭いから近寄るな」
と、「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」に書いてあったのでビビって内省を始めることにしました。
この記事では以下のことを解説しています。
- なぜ、内省をするのか
- 内省の技術
- 内省を続けて3ヶ月経った今思うこと
なお、参考文献は以下。
この本を読めば仕事の振り返りが身のあるものになると思います。振り返りを始める前に読めば、「え、こんなんあるんやったら先読んどけばよかったわ。」と私のように悔しい気持ちになることはないでしょう。
Kindle Unlimitedの読み放題対象。登録されている方は無料で読めます。まだ、登録していない方で、興味がある方は私が昔レビューした記事をどうぞ。
では、最後までよろしく。
なぜ、内省をするのか
私はこんな理由で内省を始めました。
- マネジメント能力を伸ばしたい
- 自分の苦手・得意を言語化したい
- ノリ
マネジメント能力を伸ばしたい
私ももう33才。将来の会社のポジションが if-then で、嫌でもわかります。
最近、マネジメント仕事の比率が増え続けており、あ、このままやと結構やばそうやな・・とチョクチョク感じます。
だんだん、人を巻き込む仕事の仕方が期待されるようになり、「相手の理解」を頑張らなあかんな・・というわけ。
自分のこともわからんのに相手の理解なんかできへんな・・とか思い、自省をはじめました。
内省でやることは、自分の仕事への取り組みを以下の4つの観点から分析すること。
- 意見
- 経験
- 感情
- 価値観
自分の行動や意見を、経験や感情、価値観の観点から分析することで、自分と相手の違いが明確にわかります。
価値観の違いの理解は仕事相手の理解。マネジメントに役立つはず。
自分の苦手・得意を言語化したい
少し話が飛びますが、マーケティング用語のSTPって知ってますか?
- S : セグメンテーション(どの分野で)
- T : ターゲティング(誰に対して)
- P : ポジショニング(自分が何ができる?)
参考 STP分析とは?マーケティング初心者が押さえておきたいフレームワーク(外部リンク)
私は将来会社を辞め、自分の力で働き生きていきたいと考えていますが、そのため日々「STP : どの分野で誰に対して自分が何ができるか?」を考えています。
本業では毎日最低でも8時間(平均11時間)働くわけですので、このポジショニングのネタを集めるには最適です。
自省では毎週、自分の「得意と不得意」を言語化し、「自分が誰かに何をできるか?」を考えています。
ノリ
上き、色々かっこいいこと言いました。が、正直ノリです。。。

はじめた理由:ノリ
冒頭で述べた、「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」で、できるやつは内省してるって書いてあり、じゃあやろかなと思ったんがきっかけ。
あまり深いこと考えずにノリで初めてみて、やりながら効果を確認する。私は新しいことを始め続けてることに意味を感じる人なんで、何か始めることに理由は求めません。
なんか始めるときって、テンション上がりません?
あなたもこの記事をキッカケに、ぜひ初めてみてください。
内省の技術
以下、2項目に分けて説明します。
- 内省と反省の違い
- 具体的な内省のやり方
内政と反省の違い
内省と反省は少し違います。
反省は「うまくいかなかった・・なぜ?次はどうしよう?」
内省は「仕事上の自分の行動」に対して以下4つの側面から分析すること。
- 意見
- 経験
- 感情
- 価値観
反省は次回に同じ仕事が舞い込むときのみに役に立つアイデアしか生まれません。
内省は具体的な事柄を「抽象化」することで、他の仕事にも応用が効きます。
具体的な内省のやり方
詳しく書きます。
「仕事上の自分の行動」について以下4つの側面から分析します。
- 意見 : 出来事に対して何を思うか?
- 経験 : その意見はどんな経験を通して思うのか?
- 感情 : 出来事や経験ではどのような感情を抱いたか?
- 価値観 : 意見、経験、感情を俯瞰した結果、何を大切にしているか?
1つ1つ説明しますので、一緒にやってみましょう。スマホのメモ帳などに書いてみるよ良いです。
具体例として私の職場でよくある風景も掲載したので、合わせてお楽しみください。
仕事上の自分の行動
失敗、成功、印象に残ったこと、なんでも良いです。直近一週間ぐらいを思い返して何か1つあげてみてください。
できれば仕事上が良いです。
例 : 部下のミスが発覚し、今日中に修正しなければいけない案件ができた。帰宅時間5分前。その部下はタイムカードの前に並んでいる。このやろう。
意見
仕事の出来事に対する、意見・・つまり以下の要素の視点で自分が何を思ったか書き出してみてください。
- 考え
- 学び
- 思ったこと
例 : 自分のミスは自分で責任を取って自分で残業してやるべき。
経験
なぜ、そのような意見を持つようになったか?何か経験はありますか?
- 昔、犬に噛まれた→犬が嫌い
- 昔から犬を飼っている→犬が好き
このように経験は、意見を裏付けます。あなたの意見はどんな経験から発せられるのか・・思い出してみてください。
例 : 昔、自分が同じ立場であった時は、誰も手助けなんてしてくれなかった。しかし自分で対処した結果、仕事を覚え成長することができた。
感情
仕事に感情論は不要、と考える人もいるかもしれません。(私もでした。)しかし、人の行動は感情と根深く紐づいています。
後述する「自分が持つ価値観」にそぐわない時、人はネガティブな感情を持ち、価値観にあうときはポジティブな感情を持ちます。
この価値観を具体化するためにまず、仕事中の感情に向き合うことが必要。
まあ、まずはやってみてください。
例 : 非常に腹立たしい。なぜ笑顔で帰ったのか謎すぎる。何がHave a nice weekend じゃ。
価値観
価値観はあなたの行動指針です。
例えば、なぜあなたはこの嫌いな仕事に取り組みましたか?と聞かれて「仕事やから」。これは責任感がある日本人がいいそうな答え。
ただ、嫌と感じる理由と向き合うことで価値観が見えてきます。
例えば私が仕事を振られて嫌だなーと感じる時は以下です。
- もっと簡単な方法がある → 効率
- 利益を生みそうな仕事ではない → 目的思考
- 同じことの繰り返し → チャレンジ
また、「仕事だからやらなければいけない」も人によって重要度が違います。
- 上司に言われたから → 規律
- 周りの部署や顧客が困っているから → 他社支援
- 明らかに問題があり利益を損なう可能性があるから → 目的思考
私の場合、上司に言われてももっと利益を生む方法を思いつけば無視します。
仕事と向き合う時になぜそのような感情を抱いたのか?と向き合え続ければ自分の価値観が見えてくるはず。
慣れれば仕事相手の価値観も行動から丸わかり。これができる人はかなりリーダーシップの高い人材と言えるでしょう。
例 : 責任感、成長
内省を3ヶ月続けて思うこと
内省の究極は自己分析です。「価値観、得意なこと、好きなこと」を毎週の振り返りであげること。
自己分析に関してはこちらの記事を参照。
これを続けてきた結果、2つの変化を感じます。
1.自分の行動指針を理解するようになった
私にはどうしてもやりたくない仕事があります。そういう仕事をなぜお願いされなければいけないのか、全く理解できない。
昔は頼まれても「嫌です。自分でやってください」と一言で終わらせていました。
しかし、相手は困っているから頼んでいるのであり、それを無下に棄却するのはひどい。
得意と好きは違う
例えばよく言われる、「データをまとめて」。自分で纏めたら?となります。
確かに私はデータをまとめるのがめちゃくちゃ早い。IT本業にしている人には勝てませんが、簡単なプログラミングを駆使しながら高速で纏めあげまくります。
ただ、人の分までやるのは嫌。自分が分析したいことのためにデータまとめすることは苦ではありません。
ただ、「データまとめ」自体には全く価値を感じておらず、分析したい人がしたいように分析はやればいい。はず、じゃね?
なぜ嫌かがわかれば、自分が好きな仕事に変えられる。
ただ、相手は大量のデータ分析に時間を取られすぎているようで、お困りの模様。
- 「今回限りのデータ分析」には価値を感じない
- 「依頼者のデータ分析の効率化」なら価値を感じる。だから、やる
「人のルーティーン作業を減らす」は大好き。

やり遂げたとき、悦、入るよね。
自分がルーティーンに入るのであれば嫌ですが、相手のルーティーンを自動化し減らすのであれば私はいくらでも進んでやります。
データまとめてくれない?と言われたら、データまとめんの簡易化しましょうか?
こういうポジティブな提案をできるようになったのは内省の効果です。
2.説得力がついた
人に何かをお願いする時に「なぜ大事か」が伝わるようになってきました。
- やってほしいこと
- なぜ大事なのか
- こういう経験があるから大事だと感じる
「重要性を感じる具体的なエピソード」は人に納得感を与えます。
毎週毎週、ノートに重要性を感じる具体的なエピソードを書きまくっているので、話のネタが増えていきます。
結果、相手が納得していない顔をしている時にエピソードを話せるようになりました。
「ま、そうやな」みたいな雰囲気になって結構やってくれるようになりますよ。
内省を始めるおすすめのタイミング
今日です。
もしあなたが、 45才になった頃には周りからは使えない人間と見られ、会社に居場所はなく、テレビから続・働かないおじさんとしてインタビューを受け、妻は晩飯に毎日お茶漬けを出すようになり、娘からは臭いから近寄るなと言われる。
そんな人生を送りたくないのであれば、仕事人としてTOP5%に入るためにも今日から始めましょう。
では、もじゃひつじでした!
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