はい!結婚おめでとうございます!これから幸せなことがたくさん待ってますね。2人で旅行行ったり、子供ができたり、運動会に向けてカメラ買っちゃったり・・。
そんな幸せな家庭にも必ず「不幸」は訪れます。
もし、あなたが病気になって働けない体になってしまったら・・・。取り残された家族はどうやって生きていくのでしょうか・・・??
せめてお金で苦労はさせないように以下の保険入っておきましょう。
【絶対に入っておきたい保険】
・三大疾病保険(特にガン保険)
・介護保険
・個人年金保険
・学資保険
・終身保険
・外貨建て保険普通の30代の保険代は平均月3万円😌
ちなみに、年齢を重ねるごとに保険代が上がるので、早めに入らないと損しますよ🤔#みんなで搾取されよ
— もじゃもじゃ@ひつじ (@mojahitsuji1) December 8, 2020
こういう保険のお姉さんに騙されてはいけません。いくら綺麗でも。
どーも!(特に入会してもないのに)学生のころ保険のおばちゃんと仲良くなりすぎて毎日おにぎりもらってました、もじゃひつじです。
私、20代の頃は「お金なんか使えば使うほど稼げる」とかよくわからん理論で生きてきました。趣味のスノーボードに全力でお金をかけ、ほぼ毎週末飲み歩き、金がなくても「ボーナス払い」旅行で飛び回っていました。
そんな感じでしたので、保険なんて考えたこともありません。保険代払うぐらいなら板買うっしょ?(それと奨学金返すでしょ?)というぐらいで、入ってたのって、自動車保険ぐらい。
ところが、男は結婚すると変わります。全力で全てが不安に。
- え、結婚式って200万円もすんの?(当時貯金10万円)
- 子供生まれたら果てしなくオムツ買わなあかんらしい
- 大学の費用年間86万円!?
結婚したらめっちゃ金かかるやん・・。俺貯金ないのに。。。ほんで子供生まれて、もし私が冬山で遭難して死んでしもうたら・・・。
どうしたら・・・どうしたらええんや!!!
あなたもこんな精神状態におちいってるのでは?(大丈夫です。周りの友人も、私も例外なく同じこと言ってました。)
しかし、残念ながらこの状態で保険会社に行くと危険。彼らは人の不安につけこみお金を巻き上げるプロ。カモがネギとダシスープを持って中華レストランの厨房に飛び込んで行くようなもんです。美味しく身ぐるみ剥がされてしまいます。
鴨鍋にされる前にしっかり知識をつけましょう。
そこで、最近話題の本を紹介。「いらない保険 生命保険会社が知られたくない”本当の話”」
この本の作者、後田亨さんの経歴が面白い。保険会社の内部事情を把握した上で暴露しまくる(保険会社からしたら)やばい人。(そして、我々カモのヒーローです。)
- 日本生命で10年営業を務める
- 複数の保険を扱う代理店に転職
- 2012年に営業マンと顧客の利益相反を問題視し独立
黒の組織に属するも、姉を殺され組織を裏切った灰原哀みたいな存在。
元黒の組織の後田亨さんが教えるいらない保険は以下。
- 三大疾病保険
- 介護保険
- 個人年金保険
- 学資保険
- 終身保険
- 外貨建て保険
これ全部搾取です。もしあなたが入っておられましたら即刻退会してください。大損しまくりですよあなた。
理由は本記事で一つ一つ説明していきます。
もちろん、全て本記事や「いらない保険 生命保険会社が知られたくない”本当の話”」に従う必要はありませんが、知識があるだけで選択の幅が広がると思います。
- 知らないで購入する
- 納得して購入する
この違いはかなりでかい。
マネーリテラシーはいくら向上させても損はしません。
この記事を読めばあなたの保険に対する知識が爆発的に向上します。
- そもそも国がやっている健康保険の補償内容を知らない
- どの保険に入ればいいのかわからない
- 保険入りすぎて固定費が半端ない
こういった人に必見の内容です。
Kindle Unlimitedに入会すれば無料で読めます。詳しくは下のリンクから
日本国の健康保険は最強
まず、日本の健康保険はめちゃくちゃすごいこと知ってますか?私はアメリカ、イタリアと住んでいるのでこの威力知ってます。まじで高い。
アメリカなんかは医療保険後進国として有名です。
イタリアもなかなか。全ての医療を公立病院で無料で受けるすごい保証がありますが、6ヶ月待ちとか。(半年も待っとったら死ぬわ。)すぐに治療を受けたい場合は私立病院に行く必要があり、これは保険は効かない。
だからこそ、日本の健康保険の素晴らしさをまずは伝えたい。
心臓移植。アメリカで行うと1億円、またはそれ以上かかると言われています。
この大手術を日本でやるとすると、その自己負担額、ご存知ですか?
岡山の健康医療ガイド(外部リンク)によると手術代は300万円前後とのこと。
でも、自己負担は10万円です。
- 日本における最大の医療費は300万円
- 本人負担は最大3割なので90万円…
- 高額療養費制度により80万円補助がもらえる
順に解説しますが、ポイントは圧倒的に安い医療費。そして圧倒的保証を持つ国の健康保険。
ああ、素晴らしき日本。
(ちなみに私は今冬、帰国できません。嗚呼、日本。ああ、温泉。。ああ、蟹。。。覚えておけコロナ。。。駆逐してやる。。)
日本における最大の医療費は300万円
日本はそもそも医療費が安い国。それだけ税金が投入されてます。
以下、疾病別の医療費(75歳以上・入院込み)。
疾病 | 総医療費 (万円) |
---|---|
糖尿病 | 150 |
虚血性心疾患 | 83 |
脳梗塞 | 306 |
もちろん若ければ復帰が早くなるのでもっと医療費は安くなります。
ざっくり言うとこんな感じ。
- 入院が短い病気の治療費は高くても100万円程度
- 入院どれだけ長引いても300万円程度で済む
本人負担は最大3割。つまり90万円…
心臓移植手術や脳梗塞でも医療費は「最大300万円」
では自己負担金はいくらでしょうか?
普通は3割、高齢者は1割です。
つまり、最大の自己負担額は300万円x30%=90万円となります。。。が!さらに!
高額療養費制度により80万円補助がもらえる
高額医療費制度があります。これが凄い。
高額療養費制度はようは健康保険の中にある特典みたいなもんです。月に2万1000円以上医療費がかかる場合、さらに保険が負担してくれます。
この制度のおかげで心臓移植手術や脳梗塞のような「300万円」かかる治療でも、自己負担額なんと以下。(世帯収入により若干変わります。)
世帯所得 | 自己負担限度額 |
---|---|
770-1160万円 | 19.2万円 |
370-770万円 | 10.7万円 |
370万円以下 | 5.7万円 |
たったこれだけOK。アメリカでは1億円かかる心臓移植が10.7万円でできます。
日本いて健康保険に入っている限り、最大月10万円しか医療にお金を払う必要はないと捉えてOK。
入院期間が長引くとそれだけ費用がかかりますが、一番復帰まで時間がかかる脳梗塞でも75歳以下なら2ヶ月程度の入院で済むと言われています。
保険に入るぐらいなら50万貯金しなさい
本書によると、日本いて健康保険に入っている限り、どれだけ大きな病気をしても治療にかかる費用は最大50万円と言われています。
よっぽど大きな病気で、回復が異常に遅れて、入院がすごく長引いてさらにちょっと余裕をみて、50万円。
ここでポイントは50万円であれば民間保険を頼らずとも自分で貯めておけるということ。
- 自分で50万円を貯金する
- 保険を利用して50万円を抽出する
以上2択が考えられますが、良い選択肢は「自分で50万円を貯金」。
なんですが、それだけですと腑に落ちないと思いますので、続いて保険を利用するデメリットについて検証していきます。
補足:高額療養費制度による自己負担額の計算について
計算式はややこしいのであえて割愛しました。
詳しく知りたい方は以下のサイトが便利。自動計算もついてます。
余談:高齢者医療費負担が上がる【改悪】
2020年12月現在、今まで75歳以上は1割負担であった医療費が2割に引き上げられようとしています。
高齢者医療負担に関してはバンバン改悪されていくので将来は3割負担程度まで見ておいた方が良いかもしれません。
参考 日経新聞(外部リンク)
が、高額療養費制度(注:高齢者医療費負担とは別ですよ)の改悪は今のところ聞きません。制度ができてから、改正は平成27年の改1度だけ。この改正も年収770万円以下の私たちにはなんの影響もありません。(770万円以上の人は自己負担上限額が倍になった。)
高額療養費制度は憲法第二十五条の「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」に守られているという見方が強く、今後の改悪はかなり可能性が低いと言えそうです。
高額療養費制度が改悪されない限り、「最大の医療費」つまり重大な病気に対する準備金が50万円ですみます。
「老後の金がかかることは変わらないやないか!」と怒る人もいそうですが、それは確かにそうです。いや、私やなくて国に言うてくれ。ほんで選挙行け。って感じですが、まあ正しいです。
ただ、その資金を保険で埋めようとすることは間違いです。てか、そんなことしたら余計老後の負担が増えます。淡々と貯金しましょう。理由は以下説明します。
保険会社だけが知っているいらない保険
ざくっと言ってしまえば「民間の保険全て」入りません。唯一必要と言われているのは定期死亡保険(定期保険)。これについては後ほど説明するとして、まずは不要な理由を説明します。
- 三大疾病保険
- 介護保険
- 個人年金保険
- 学資保険
- 終身保険
- 外貨建て保険
三大疾病保険
三大疾患とは以下。
- がん
- 心疾患
- 脳血管疾患(脳梗塞とか)
この病気、怖いね。死亡率や後遺症が残りやすい。75歳以上になったら、かなりの確率でこれらの疾患になります。
そのとき、三大疾病保険に入っていなければどうなるか・・。はい、莫大な医療費を払うことになります。家族に多大な経済的負担を抱えさせることになるでしょう。
がんとかなったら破産するんじゃね?保険必須じゃね?
だから、破産しないってば。
三大疾患にかかっても必要な費用は50万円程度
これに関しては上記しました。
日本に住んで健康保険に入っている限り、高額療養費制度が適用されるので、どんなに大きな病気をしても50万円以上必要になることありません。
三大疾病保険料は40年間で78万円
保険料はどの程度かかるのでしょうか。(オリックス生命保険、医療保険32歳の場合)
月額 | 入院給付金 | 病気になった時の一時金 | 40年間で払う額 |
---|---|---|---|
1,632円 | 5000円/日 | なし | 78万円 |
4,124円 | 5000円/日 | 100万円 | 200万円 |
なんということでしょう。1,632円の最安価プランでも、もとを取れるのは156日間入院したら。
毎月1,632円を貯金・投資・保険で比較
結論から言うと、保険に加入している人が一番損します。
以下、4つのパターンで比較してみます。
- 保険加入
- 貯金
- 信用信託(複利3%)
- 信用信託(失敗。-33%の損益)
条件は以下。40年後に急にガンになったら「お金は」どうなるの?
- 毎月1,632円(40年で78万円)
- 40年後にガンに。
- 医療費自己負担額は50万円。90日の入院(ほぼ最悪の場合。)
保険 = – 78万円(保険代) – 50万円(医療費) + 45万円(給付金) = – 83万円
貯金 = – 50万円(医療費) = – 50万円
投資信託(複利3%) = +72万円(運用収益) – 50万円 = 22万円(78万円は資本金のため+-なし。)
投資信託(失敗) = -24万円(運用赤字) – 50万円 = – 74万円
保険に入るぐらいなら投資信託を購入して失敗した方がまし
上の試算はあくまでも最悪のケース。ガンの入院日数は大抵10日ほど。給付金はもっと減ります。ようは保険はどう転んでも損します。
この貯金は40年という長い年月眠らせておくことになるので、運用するのもありかと思います。
- ややリスクをとっても増やしたい
- 一番安全な方法をとりたい
- 運用って怖いしよく分からない
このような投資初心者のために前回、(8時間ぐらいかけて)記事書きましたので利用してください。(自分の言うのもアレですが、かなり質良い記事になってます。)
【誰でもできるお金の運用術】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!【書評】
他の不要な保険に関して
まだまだ残っていますが、正直力尽きました笑 詳細に関しては、別途記事を用意して解説していきたいと思います。
- 介護保険
- 個人年金保険
- 学資保険
- 終身保険
- 外貨建て保険
全ての民間保険に関して言えるのは、「結局、投資信託などを購入して複利3%の運用をした方が得する」ということ。
保険会社も保険名義でかき集めたお金で「投資信託などを購入して複利3%の運用をし」得してます。
- 個人→保険会社→投資 保険会社が得する
- 個人→投資 個人が得する
保険で病気になりにくくなるわけではない
結局、保険の本質は「資産運用」。
資産運用ですので、期待値(いくら払っていくらリターンがあるか)の軸で良し悪しを判断すべきです。
残念ながら民間の保険って「期待値の低い資産運用」。期待値の高い資産運用方法を知っている人は見向きもしません。
「保険に入っていると安心」な気がしてきます。しかしながら、保険に入っても病気の症状が軽くなるわけではありません。
まとめると、
- 保険で病気は治らない
- 保険はあくまでも「病気した時の経済状態」の援助
- 保険よりも貯金の方が効率が良い(資産運用はさらにbetter)
では保険はどの場面で活躍してくれるのでしょうか。
必要な保険
保険が必要な場合は2点だけ。
- 期待値(いくら払っていくらリターンがあるか)が高い
- 発生確率がかなり低いが発生したら大変なことになること
期待値(いくら払っていくらリターンがあるか)が高い
健康保険は絶対に入っておいたほうが得。なぜならリターンに税金が投入されてるから。
健康保険 : リターン > 支払った保険料 (+税金)
民間の場合は(保険に加入している全ての人が支払った)保険料から、会社の利益を引いて病人にリターンします。
一方国の場合は、(保険に加入している全ての人が支払った)保険料から、税金をプラスして病人にリターンします。
つまり健康保険は保険料よりリターンの方が多くなるように設計されています。
この保険だけは絶対に死守しなければ、病気になった時結構大変なことになりますので気をつけましょう。
定期保険
本著で勧められているのは定期死亡保険(定期保険)。
- 被保険者の死亡、または高度障害状態に保険金が発生する
- 契約日からの保証期間が定められている
- 不幸時の遺族のための生活費などの手段
例えばこういこと。
- 月1000円程度(30代の場合)
- 死亡、または高度障害状態になったとき1000万円
- 保険期間10年間
各社によって微妙に内容が異なりますが、だいたい定期死亡保険はこんな感じです。
保険は不慮の事態に備えるもの
以下全てほぼ確実に訪れる未来。こういう「確実な未来」に対しては保険よりも貯金の方が有効。。というのは上記で散々解説しました。
- 高齢時になってからの大きな病気
- 介護が必要に
- 子供が大学に
一方で「不確実な未来」に対して保険は有効です。
つまり、現時点では貯金で資金を用意できない事柄に対して保険はかけても良いということ。
定期死亡保険の目的
もし明日、あなたが不良の事故により死亡、または高度障害状態なったとき家族が生活できるほどの十分な貯金はあるでしょうか?
ないのであれば保険は有効。
1000万円貯まるまでの保険
本書では1000万円貯めるまで加入し、貯めたら退会してもよいと書かれています。
あくまでも保険は貯金でカバーできない範囲を守るということ。
定期死亡保険は1000万円貯まるまでの、まさに”保険”。
注意:名前がややこしい
似たような保険がたくさんあるので惑わされないでください。
こちら(楽天生命リンク)のサイトがカテゴリー別に保険の内容が紹介されており分かりやすかったです。頭の整理にどうぞ。
生命保険会社が知られたくない「いらない保険」
ここまで言うならお前の入ってる保険教えてみろよと。声が聞こえてきそうですので大公開しましょう。
- 掛け捨ての生命保険(月1000円)
- 三大疾病保険(月1500円)
え?お前も三大疾患保険入ってるやないかって?
入ってるよ!だって親戚らみんなガンで亡くなってるから!しかも、ぶっちゃけこの本読むまで保障内容すらろくに理解してませんでした。笑
ガン、怖ええよ!とか思って3年前入りました。
お金の面からすると、保険の入会は基本損ですが、「病気になりながらお金が減っていく恐怖感」もあり、最後は結局あなたの気持ち次第な気もします。
そんな高くないし。
個人的には以下が大事かなーと思っています。
- 総額月5千円以下
- 保険の中身を理解した上で納得している
たまに保険に月2万円とかお金払ってる人いるけど、それはまじで内容見直したほうがいいよ。(あと、最低限、保険に関する本一冊読みましょう)
今回の内容は少し難しかったでしょうか?ようわからんかったっていう人は以下2つだけ覚えればOK
- 日本の健康保険は最強
- 民間の保険は定期死亡保険以外はクソ
それでもまだ何か聞きたいことがある人は私に直接聴いてくださってもOK。Twitterでお待ちしております。(善処します)
まあ、本読むんが一番早いっすけどね笑
では、この記事があなたの役に立てば幸いです。
コメント