今、Facebookのアカウンティングを持ってない人っていますか?
経済用語でGAFAという言葉があります。Google/Apple/Facebook/Amazon。5年前は考えられませんでしたが、Facebookは今やアメリカ経済を牽引する4大企業の内の1社となりました。
2012年のソーシャルメディア
2012年と言えば、日本ではみんなが「Mixi」にはまっていた頃ではないでしょうか。
最近の大学生は多分知らないでしょうね・・。みんながパカパカ(ガラケーのこと)で怪盗ロワイヤルをした頃の話です。スマホも10人に1人ぐらいしか持っていませんでしたし、まだ3G回線が主流でしたので、金持ちの友人に外でyoutubeを見れるとジャミジャミの動画を見せられ自慢されたものです。
私は貧乏学生でしたのでまだブラウン管のテレビを使っており、地デジ対応のせいでほとんどテレビが繋がりませんでした。家にネット回線をつなぐ金はなかったので、大学図書館のパソコンでずっとNiconico動画を見ていた記憶があります。
そんな私も無料の流行には敏感でした。Facebookも周りと比較しても、いち早くユーザー登録していました。「友達3人」の状態で毎日「今日のグミ」というタイトルで毎日記事をあげていました。
それから半年もしないうちに「もじゃくん❤️ 私も始めたからFacebookで繋がろ❤️」とか言われたりして、友人の数が一気に100人ほどまで広がりました。100人に「今日のグミ」が晒される結果になったわけです。
「もじゃくんのグミの話まじで興味ないんやけど💔」と影で言われていたようです。噂で自分の耳に入り、かなり恥ずかしい思いをした記憶があります。

あの頃「既読スルー」はまだありませんでしたが、「サーバー問い合わせ」がというのがありました。

Facebookの株価
さて、古き良き思い出の話はこのあたりにして、本題に入ります。
2019年10月時点でIPO時と比較し、Facebookの株は約5倍に成長しています。
Facebookは仮想通貨Libraの発行も控えており、今後も注目を浴び続ける企業でしょう。
私のように2012年時点にFacebookを使用していた方もおられると思います。あの頃、誰もが「私も始めた、友達登録して!」という勢いを感じていたと思います。
投資の世界に「たられば」はありませんが、2012年に10万円を投資してたら、今それは50万円になっていることになります。

あなたが「はまっている」ツールの企業を調べて、株を買ってみるのも良いかもしれませんね!
Facebookと周りの目の変化
Facebookの創始者であり、CEOのザッカーバーグは数々のイノベーションを起こし世界を驚かせ続けてきました。公の場に出るときはTシャツにジーパンと、彼は常に「悪ガキ」のイメージでした。
しかしながら、2019年現在、世界的大企業に成長した今、ザッカーバーグとFacebookへの社会的責任に対する風当たりは日に日に増しています。周りの目線がそうさせるのか、彼の意識が変わったのか、ザッカーバーグはラフな格好のイメージを払拭するかのように、公に出る時にスーツを着用するようになりました。

wikipediaより
Facebookも成熟企業に
Facebookは過渡期に来ており、最近はイノベーションを起こすことよりも、「いかにFacebookを使用させる時間を増やすか」に時間を費やしているようです。
FacebookはSNSとして巨大な企業に成長しましたが、SNS以外の打ち手はイマイチと言えます。例えば、FacebookがリリースしているMessengerは、Facebook上で友人であれば誰ともコミュニケーションがとれ、便利です。それにもかかわらず、例えば日本ではLine、欧米ではWhatsupがメッセージツールとしてのシェアを席巻しており、いまいち伸び悩んでいる様子。
SNSの王としての立ち位置を得たFacebookは、新しい付加価値を生み出し、ユーザーがFacebookを使用している時間を維持・増加させることが、企業命題となっています。
成熟企業としての責任
昨今、Facebookは情報に関する企業責任を問われる場面を多く経験しています。
GDPRやFake news問題。情報を発信する人だけではなく、情報を発信できる媒体の管理者にも責任が発生するとの認識が、最近の世界の情勢です。
GDPR・・・EUROで制定された規則。要は個人情報保護法のもっと厳しいやつです。
EUROに属する国の会社では従業員の顔写真を撮り、メールに添付するだけで、罰金を取られる可能性があるようになりました。ただ、この法律はFacebookやWhatsupなどのソーシャルメディアに対する問題が表面化して来たことを発端に制定された規則である側面が強くあります。GDPR制定後、イギリスはFacebookに対し、個人情報の収集に巡る重大な違反があったとして約7000万円の罰金を請求しています。
Fake news・・・フェイクニュース。嘘のニュースのことです。
FacebookでFacenewsが拡散され続けていることが問題視されており。「Face news」は発信者だけでなくその発信媒体を管理する企業にもあるとの見方が広がっています。
技術に対する責任は常に世の中に議論されています。包丁で刺した事件があったとすれば、それは「刺した人間」が悪いのか「包丁を作った職人」が悪いのか。鉄砲のような兵器を含め常に歴史の中で議論されて来たものですが、基本的には悪用した人が悪いというのが一般的な倫理観です。
それでもFacebookが責められるのは、政治家を貶めるようなニュースやテロ組織の情報伝達手段、香港に代表されるデモに関する匿名での情報拡散など、弱者が権力者を責める手段として利用されており、権力者がビビっている面があるからのように思います。

ソーシャルメディアは使い手によって、パンケーキ写真発信機にも、革命の情報伝達手段にもなっているようです。
今後、Facebookがどのような動きをするのか?同世代としても気になるところです。一番、気になるのはLibraの購入方法ですが!
参考

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